このブログのタイトルにもあるように
私は転売で借金400万を抱えた挙句
現在は工場の派遣社員として借金返済のために働いています。
この記事では、私がどういった転売をおこなっていたのかなどをご紹介します。
最近問題になっている転売手法とは異なる転売
最近、世間では転売が問題になっています。
『Nintendo switch』や『Playstation5』などの人気のある商品を買い占めて
本当に欲しい人のもとに製品が行き渡らないのが問題となっていますね。
正直、私も腹が立っています。
私はプラモデルが趣味なのですが
最近ではプラモデルも転売のターゲットにされているようで
欲しくなった時にお店に行って買うということが困難になってきました。
「おいおい、お前も転売をやっていたんだろ？」
と思われるかもしれませんが、
私が行っていた転売手法はこういったものとは異なります。
私が主に行っていた転売方法は
日本では売っていない商品を海外のサイトから輸入するという転売方法です。
海外では日常的に購入できるのに
日本で需要があっても一般のお店では売っていないというようなものを売っていました。
いわゆる、輸入転売という手法です。
なぜ借金を400万も抱えたのか？
私は現在多重債務者です。
お金の借入先は主にクレジットカード会社で
私はクレジットカードで商品を購入して仕入れていました。
クレジットカードなら支払いまでに1～2か月間の猶予があるので
その間に商品を売りさばいて現金化すればいいからです。
それは現在問題になっている
人気商品を買い占めて転売している人達も同じだと思います。
（以下、人気商品を買い占めて転売している人達を”転売ヤー”として表記）
でも、転売ヤーでも借金400万も抱える人は珍しいと思います。
実は、輸入転売は一度の仕入れ額が大きくなりがちです。
なぜなら、海外から日本への輸送代が高額なので
商品単価を下げるために一度に大量の商品を仕入れるからです。
基本的には一回の仕入れで
最低でも100個くらいは仕入れていました。
私はだいたい月に2～３回ほど荷物が届き
1回の仕入れ代金が2～30万ほどで、そのうちの3～5万円ほどが輸送代でした。
1ヵ月で考えると仕入れ代が約60～100万ほど。
私は他に一切仕事をしていなかったので
他の収入が一切ない状態で毎月これだけの金額を使っていたということ。
つまり、無職が毎月60～100万円もの大金を使っていたということです。
また、希少品を狙って1個の商品で大きく利益を得ようとする転売ヤーと異なり
安定供給できる商品を繰り返し売り続けるという転売手法なので
どうしても薄利多売になりがち。
売り上げが100万円あっても利益は10万円もいかないことも・・・。
そりゃ、いつか破綻するよね。
カードの支払い日までに現金が用意できない
私は主にクレジットカードで商品を仕入れていたとお伝えしました。
「クレジットカードは支払いまでに余裕があるので
それまでに商品を売りさばいてしまえば余裕っしょ！」
と、当時のバカな私は思っていましたが
当然ながら支払い日までに売れない商品も出てきます。
商品を仕入れる前には当然売れるかどうかをリサーチするわけですが
すべてがすべて成功するわけではありません。
リサーチに失敗した商品って
値下げしたところでなかなか売れません。
結果、不良在庫になって
今でも私に家にはいくつかの不良在庫が残ったままです。
また、輸入転売の場合
海外から日本に届くまでに最短でも3日。
商品が手元に届いてから検品もするので
実際に販売できるまでに1週間近くかかります。
そのわずかな間に価格が一気に下がっていたりすることも多々ありました。
だから、泣く泣く赤字で販売する羽目になることも。。。
このようなことが重なるとクレジットカードの支払い日までに
必ずしも支払額を準備できるとは限りません。
実際、私は何度も何度もカードの支払いを延滞しました。
最長でも2週間程度の延滞でしたけど
それでも頻繁に督促の電話がかかってくるしで
電話が鳴るのがめちゃくちゃ恐怖でした。
転売に限った話ではないですけど
カード支払い日までにお金を準備すればいいなんて
安易な気持ちでクレジットカードを使っていると
あなたもいつかこういう目にあいますよ。。。
転売なんて誰にでもできる
私の輸入転売での失敗談を見ると
「だったら、希少品を狙って高額利益を狙う転売ヤーの手法の方がいいじゃん。」
「そりゃ、転売ヤーが増えるわけだ。」
と思う人も多いと思いかもしれません。
やはり、希少品を転売した方が1個当たりの利益は多くなりやすいです。
最近はメルカリなどのフリマアプリで
スマホがあれば誰でも気軽に転売ができますからね。
でも、もしあなたが現在転売を行っているのなら
調子に乗っていると私と同じように少額でも借金を抱えるかもしれませんよ？
なぜなら、転売なんて誰にでもできるから。
誰にでもできるということはすぐにライバルが増える。
ライバルが増えれば必ず価格競争になります。
特に、転売先として人気のAmazonは
1円でも安い価格を設定している人が商品を売りやすいシステムになっているので
価格競争に陥りやすいです。
転売の利益なんてせいぜい売上の10～20％程度なので
1万円の商品を売って1000円儲ける程度の世界です。
その程度の利益率じゃ
ちょっとしたことで自転車操業になって借金抱えますよ？
という、負け犬からの遠吠えです。。。
最後に
私は現在、4社のクレジットカード会社と
1社の消費者金融に借金を返済し続けています。
転売を諦めた際に自己破産をしようかと弁護士に電話までしましたが
自己破産をするにも数十万円のお金が必要といわれ
家族に土下座したところ100万円ほどお金を借してもらえたので
ちゃんと借金を返済するという道を進むことができています。
400万まで膨らむ前に辞めればよかったのに
当時の私は
「このまま続けて利益を増やすしか方法はない・・・！」
と本気で思っていました。
本当にバカでした。
私は転売ヤーが大嫌いですが
それでも、私のような失敗をする人が出ないことを祈ってこの記事を書きました。
私ほどのバカはそういないと思いますが、
クレジットカードを使って転売をしていると
私のようになる可能性もあるということは肝に銘じておいてください。
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