メイド イン ジャパンは本当に素晴らしいのだろうか?

made in japan 仕事
Kon
Kon

工場で働いていると『Made in Japan』はやはりすごいと感じます。

けど・・・

今日出社したら、また現場のレイアウトが変わっていた。
日本の工場は改善活動が大好きらしい。

もっとも、実際に作業する私たちにとっては
改善ではなく改悪の場合も多いのですが。。。

 

さて、『Made in Japan(メイド イン ジャパン)』という表記を見て
あなたはどう思うでしょうか?

おそらく、「日本製なら安心だな!」など
好意的な印象をもつ人の方が多いと思います。

私はどちらかというと、
日本製だから優れているとは限らないという考えの人間なのですが
それでも、実際に工場で働いてみて感じたのは
たしかに日本の製品の品質検査は徹底しているなということ。

でも、ちょっと細かすぎないかな?

 

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1個でも不良が発生すれば全数再検査

製品の納品先から不良発生の連絡があれば
正社員の人はすぐに納品先へ出動し
その日に納めた数百個単位の製品を検品しに行きます。

まぁ、これは大変ですが当然の対応と思います。

不良の内容によっては
その製品を手にする消費者さんが怪我を負う可能性だってあるわけです。
一個でも不良を発見したのならすべて検査をするのは当然です。

これは理解できます。

 

それって不良・・・?

でも、時には
「えっ、そんなことで呼び出し食らうの?」
というレベルの不良(?)が発生することもあります。

実際にあったのは

『塗装が1ミリ程度剥げていた』

というもの。

正直、私は「えっ、それだけ?」と思いました。

この不良が発生した原因は
輸送中に製品同士がこすれてできたものであろうと思われ
対策として、梱包方法をもっと厳重にすることになりました。

たしかに、その塗装の剥げた部分から
サビが発生する可能性があるので問題がないわけではありません。

でも、こんな細かいことで
「不良だ!不良だ!」と大騒ぎ。

こんな細かいことにも注意を払っているのが日本の製造業。

消費者側からすれば
たしかに日本の製品の品質は信頼できるなということに
なりますね。

 

細かすぎて仕事の効率がどんどん落ちる

これだけ細かいところまでチェックしているのですから
日本製品の品質は信頼できるというのは事実だと思います。

でも、こんな細かいこと気にしているから
現場で働く私たちの仕事の効率は日に日に悪くなります。

不良が発生していなくても
品質向上のためにチェック項目が増えたり
作業方法がやりづらい方法に変わったり
仕事の作業効率は悪くなっていく一方。

その結果残業ばかり。。。

実際、私が入社してから現在まで
ず~っと同じ工程を担当していますが
やり方は入社当時から結構変わりました。

品質も大事だけど
もうちょっと労働者のことも考えてほしい。。。

 

まとめ

日本の製造業の品質管理はなんだかんだすごいです。
Made in Japanもまだまだ捨てたもんじゃありません。

もっとも、他国の工場の事情などは知らないので
世界と比較してすごいのかどうかは私にはわかりませんが。。。

でも、細かすぎてその負担が労働者に向かっているので
もうちょっと何とかしてほしい・・・

と思ったという感想文でした。

以上

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